テーマ29 市場経済のしくみ
市場のしくみ
市場経済…財・サービスが商品として売買され、市場を通じて資源配分が行われる
- 価格…需要量と供給量が一致しない場合、変化して調整が行われる
- ・需要量が供給量を上回る場合→価格が1 上昇する
- ・供給量が需要量を上回る場合→価格が2 下落する
- ・このときの価格が3 均衡価格で、価格が需要量と供給量を調節する働きは4 価格の自動調整機能によばれている
- →ただし、現実の市場は必ずしも3 均衡価格にならないため、実際の市場での価格(市場価格)と一致しないこともある
市場の失敗
- 5 市場の失敗:市場の働きを妨げる要因があり、効率的配分を達成できない状況
- 6 外部経済・7 外部不経済…市場をとおさずに人々が利益を受けたり不利益をこうむったりすること
- 例:鉄道の新開業により周辺の人出が増えて、周辺の地価が上昇=6 外部経済 の例
- 例:工場の排水による水質汚濁で、住民の健康や漁業資源に被害=7 外部不経済 の例
- 8 公共財…市場をとおした供給が不可能か、望ましくない財・サービス
- 例:国道(公園・消防など。対価を支払わずに消費する人(フリーライダー)を排除することができない9 非排除性 、ある人が多く消費しても、ほかの人の消費を減らせない10 非競合性 )
- 11 寡占市場…価格競争がさえしいため、価格が高水準に固定されがちな市場
- この極端な場合が独占市場
- ・市場で最もシェアの大きな企業が12 プライス・メイカーとして価格設定し、ほかの企業がその価格に従う→この価格が管理価格
- 製品の品質・デザイン、アフターサービス、広告・宣伝など、価格以外の面で激しい競争(13 非価格競争)がくり広げられる
- 住宅の売買:耐震強度などは買い手にはすぐにはわからない
- →情報の非対称性:売り手と買い手のもつ情報が異なる状況
政府の役割
- 政府の役割:市場の失敗を補う機能をもつ
- 14 独占禁止法の制定…15 公正取引委員会の監視のもとで、企業による不当な価格のコントロールを規制
- 結ぶ、寡占の形態や複数の企業が価格・生産・販路などについて協定を結ぶ、寡占による規制、排出量取引を行うための市場の創出
- →16 カルテル(同業種の複数企業が価格・生産・販路などについて協定を結ぶ)を是正
- 政府のあり方
- 「17 小さな政府」…市場経済では政府の役割は小さければ小さいほどよい
- 財政活動はもとより、20 所有権の保護、寡占・独占の規制、消費者・労働者の保護、環境基本法の制定をはじめとするルールづくりをしている
- 市場経済の円滑化をはかるための活動
- 「大きな政府」…政府は社会保障や社会福祉を整えるなど大きな役割をなすべき